はじめに
今朝、WordPress の管理画面で Insufficient permissions in Search Console というエラーが出て、検索情報が閲覧できませんでした。サクッと修正したので忘備録です。
事象
Site Kit[1] というプラグインで Google 検索と連携しているのですが、通常、下記図1のダッシュボード画面の赤でマスクしている部分には日毎の検索件数がグラフで表示されます。しかし、今朝は Insufficient permissions in Search Console というエラーが出て、Google 検索との連携が失敗していました。
Google コンソールに移動してみると、該当の URL のソースに権限がないと判断されているようでした。コンソールの画面を図2に示します。
対応
Google が用意した HTML をトップドメインの下に配置するのがおすすめらしいのでこの方法でやります。所有権の証明ボタン押下後の画面を図3に示します。
すでにポートが空いているならば FTP とかでアップロードが簡単ですが、以下3点だったので CUI で直接追加します。
- ポートを開けていない
- Lightsail に外部から認証[2]は若干めんどくさい
- アップロードファイルが 58B(40文字程度)と小さい
WordPress の静的ファイルを直接配置するのは
Lightsail で普通に構築した場合は、 Webサーバとして Apache[3] がリクエストを受け付け、該当する画面を返却します。その場合、ドキュメントルートのフォルダ構成でパスが生成されます。例えば以下のようなファイルがある場合、それぞれのURLは以下のようにして構築されます
- wordpress/(ドキュメントルート)
- ① test.html
- test/
- ②test.jpeg
① の 相対パス は /test.html となり、② の相対パスは /test/test.jpeg となります。
Lightsail の CUI 操作で追加
Lightsail への接続方法は「サルでもできる-aws-上に-wordpress-の構築」を参照ください。
WordPress のトップフォルダに移動
以下のコマンドで WordPress のトップフォルダに移動します
cd stack/wordpress
html ファイルの作成
以下のコマンドで空のファイルを作成します
touch #{googleが生成したファイル名}.html
ファイルの中身の記載
以下のコマンドと操作でファイルの中身を編集します
vim #{googleが生成したファイル名}.html
# i を押下し、入力モードにする
# Googleの生成したファイルの中身をコピペする
# :wq で保存し、入力モードを抜ける
配置が完了したら、Google コンソールで確認ボタンを押下すれば、配置した html を読み込んで権限があるかをチェックしてくれます
参考
[1] Site Kit by Google – 分析、検索コンソール、AdSense、スピード, https://ja.wordpress.org/plugins/google-site-kit/
[2] SFTP を使用して Amazon Lightsail の Linux または UNIX インスタンスに接続する, https://lightsail.aws.amazon.com/ls/docs/ja_jp/articles/amazon-lightsail-connecting-to-linux-unix-instance-using-sftp
[3] Apache, https://httpd.apache.org/
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