免責事項
この記事は 2022/5/9 時点での内容で記載しています。内容が古い可能性があります。
本記事は個人投資家の勝手な評価ですので絶対に正しいとは言い切れません。
本記事中のグラフは特に記載がない限り、ダイワ・ライフ・バランス30[1]の運用報告書が出典となります。
はじめに
投資信託の目論見書と運用報告書を読み始めたので、楽天証券でファンドスコアが高いものを随時未定見ます。
今回は 10年のスコアが5であった「ダイワ・ライフ・バランス30」です。
目論見書
目論見書については 「運用報告書&目論見書を読んでみよう~ダイワJ-REITオープン(毎月分配型)~」にざっくり記載していますのでそちらを参照ください。
ダイワ・ライフ・バランス30の目論見書
- 目標
- 国内外の株式・債券に投資し、長期的な成長を目指す
- 各対象ごとにベンチマークと連動する
- 債券と株式の比率は7:3
- 国内外の株式・債券に投資し、長期的な成長を目指す
- 投資対象
- 日本の株式
- 日本の債券
- 海外の株式
- 海外の債券
- 配当方針
- 毎年6月5日
- 0円/1万口
ファンドレター[2]の投資対象の組み入れ比率を図1に抜粋します。投資対象を見ると債券が70%とディフェンシブな印象を受けます。
ベンチマークがそれぞれ異なるので調べるのがやや面倒ですし、個々の成績比較ができるのか若干怪しいです。
ただ、15年以上運用して1万円を割ったのが 2008年のリーマンの時期や 2011年~12年の東日本大震災の時のみかつ積み立て Nisa の対象であることから長期投資として優秀でありそうです。
運用報告書
ダイワ・ライフ・バランス30の運用報告書
基準評価額等の推移
過去5年の評価基準額等の推移を図2に抜粋します。
ベンチマークより良い運用になっていますね。といってもこのベンチマークは投信が独自に算出した値なので他と比較が全くできないので良し悪しがわからないですが。
1万口当たりの費用
この投信保有にかかる費用を図3に抜粋します。
設定来(2005年6月~)で年平均470円程度評価額が上がっているので、十分ですね。
配当金
配当金はありません。
その他
ファンドレター[2]に各指標ごとの比較がありましたので図4に抜粋します。
株式の利益と負債を国債が吸収して結果として海外債券に近い動きをしていますね。下落時には日本国債が盾になっていますが、平時は足かせに。これ見ると海外債券メインでよくない?と思ってしまいます。
まとめ
ダイワ・ライフ・バランス30は長年にわたって運用実績があり、下落時もある程度の値段を維持してくれる商品です。
ただ、日本債券の割合が多いので上昇局面でも上がり方が鈍いのがネックに見えるかもしれません。
個人的には、ちょっと日本債券が多いのが嫌なので他の割合の投資信託を探すと思います。
参考
[1] ダイワ・ライフ・バランス30, https://www.daiwa-am.co.jp/funds/detail/3713/detail_top.html
[2] ダイワ・ライフ・バランス30ファンドの特徴「わかりやすさ&透明性」と運用実績, https://www.daiwa-am.co.jp/fundletter/20190128_02.pdf
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